凶暴なハムスター

「分度器を曲げろ!分度器を曲げろ!

角度を測れなくしてやる!!」

そういって君は君の子分のハムスターに僕の分度器を曲げさせた

 

「きみのハムスターは凶暴だね」

ぐにゃりと曲がった分度器を見て僕は言った

 

僕は怒らなかった、分度器なんて滅多に使わないのだから

 

しかし、それから何だかいろんなモノの角度が気になるようになった

あの滑り台の斜度は何度なのか

あの傾いて立っている電柱は何度傾いているのか

 

なくなって初めて気づくこととはこういうことなのかなと思った